意外と間違いやすい⁉キャッシュカードとクレジットカードの違い

キャッシュカードとクレジットカードはどちらもお金に関するカードであり、見た目も似たようなプラスチック製のカードですが、その機能や使い方には違いがあります。本記事では、キャッシュカードとクレジットカードの違いについて、詳しく解説します。それぞれの特徴や利用方法を把握し、自分に合ったカードを選ぶための参考にしてください。、同様に混同しやすいデビットカードについても説明していこうと思います。

キャッシュカード、クレジットカード違い

キャッシュカードとクレジットカードのそれぞれの特徴は以下の通りです。

キャッシュカード

キャッシュカードは、自分の預金口座に直接アクセスし、その口座にあるお金を使用するためのカードです。主な特徴は以下の通りです。

  • 自分の銀行口座から直接引き落とし: キャッシュカードは、自分の預金口座に紐付いており、カードを利用すると口座から直接お金が引き落とされます。
  • 手数料なしで預金・引き出し: キャッシュカードを使って自分の預金口座からお金を引き出す場合、通常は手数料がかかりません。
  • 利息を受け取ることができる: キャッシュカードによる預金は、一定の金利を受け取ることができます。

 クレジットカード

クレジットカードは現代の生活に欠かせない支払い手段として広く利用できるカードです。また、キャッシュカードに比べて多くの特徴があるので、下記で紹介いたします。

1. 支払いの便利さ

  • キャッシュレス決済: クレジットカードはキャッシュレス決済が可能です。お買い物やサービス利用時に現金を用意する必要がなく、カードを提示するだけで支払いが完了します。
  • オンラインショッピング: クレジットカードはインターネット上でのショッピングに便利です。カード情報を入力するだけで簡単かつ安全に商品を購入することができます。

2. 支払いの柔軟性

  • 分割払い: クレジットカードでは、一括払いだけでなく分割払いの選択肢もあります。大きな買い物をする際に、一度に支払う負担を軽減できます。
  • ポイントや特典の獲得: クレジットカードを利用することで、ポイントや特典を獲得することができます。獲得したポイントは商品や旅行などに交換でき、特典も利用できるため、お得な利点です。

3. 安全性と保護機能

  • 不正利用対策: クレジットカード会社は不正利用を防ぐためにセキュリティ対策を徹底しています。不正な取引が検知された場合、速やかに通知を受け取ることができます。
  • カード紛失や盗難時の保護: クレジットカードを紛失したり盗まれたりした場合でも、カード会社に連絡すればカードの利用停止や再発行が可能です。これにより、被害を最小限に抑えることができます。

4. 世界中で利用可能

  • 国内外で利用可能: クレジットカードは国内外の多くの店舗や施設で利用できます。海外旅行や出張時にも便利であり、現地通貨の両替の手間を省くことができます。

 

キャッシュカード、クレジットカード一体型カード

キャッシュカードとクレジットカードが一体となったカードも存在します。この一体型カードはキャッシュカードにクレジットカードの機能を追加したイメージになります。メリットとデメリットを紹介します。

メリット

  1. 便利な統合カード: キャッシュカードとクレジットカードの機能が一つのカードに統合されているため、複数のカードを持ち歩く必要がありません。
  2. 預金口座への直接アクセス: キャッシュカードと同様に預金口座への直接アクセスが可能で、ATMで現金の引き出しや預け入れ、残高照会が容易です。
  3. クレジット機能の利用: 一体型カードはクレジット機能も備えているため、信用枠内での商品やサービスの購入が可能です。
  4. キャッシュレス決済の利便性: 一体型カードはキャッシュレス決済にも対応しており、簡単に店舗や施設での支払いができます。

デメリット

  1. クレジット利用の借金意識: 一体型カードはクレジット機能も備えているため、利用額が後日の返済となります。返済計画を立てずに使い過ぎると借金のリスクが生じる可能性があります。
  2. クレジット利用の金利: 一体型カードのクレジット機能を利用した場合、利用額に対して金利が発生することがあります。返済期間や金利に注意し、適切な返済計画を立てる必要があります。
  3. 不正利用のリスク: 一体型カードの紛失や盗難による不正利用のリスクがあります。カードの保管や盗難・紛失時の連絡体制に十分な注意が必要です。

 

デビットカード

デビットカードもクレジットカード、キャッシュカードと混同しやすいカードの一つです。

デビットカードについても紹介させていただきます。

 デビットカードとは

デビットカードは、預金口座から直接引き落とされる支払い手段として機能するカードです。以下にデビットカードの特徴と利点を説明します。

  1. 直接口座から引き落とし: デビットカードは、預金口座と直結しており、カードで支払いを行うときには、その金額が即座に口座から引き落とされます。つまり、借金をすることなく自分の預金を使って支払いができます。
  2. キャッシュレス決済: デビットカードはキャッシュレス決済に対応しています。店舗や施設での支払い時にカードを提示するか、カード情報を入力することで支払いを行うことができます。現金を持ち歩く必要がなく、より便利な決済方法となります。
  3. 計画的な支出管理: デビットカードを使用することで、自分の預金口座から直接支払いが行われるため、支出をより計画的に管理することができます。口座残高を確認しながら支払いを行うため、過剰な借金を抱える心配がありません。
  4. 簡単な取引記録: デビットカードを使用すると、口座からの引き落とし記録が残ります。預金口座の明細やオンラインバンキングで簡単に取引履歴を確認することができ、支出の把握や予算管理に役立ちます。
  5. 信用不要: デビットカードは預金口座と直結しているため、クレジットカードと異なり信用調査や審査が必要ありません。銀行口座を持っていれば比較的容易に取得することができます。

デビットカードの利点は、自分の預金を利用して支払いができること、キャッシュレス決済の便利さ、支出管理のしやすさなどが挙げられます。しかし、クレジットカードと比較すると、ポイントや特典の獲得、利用限度額の柔軟性などいくつかの利点は制約される場合もあります。また、デビットカードの不正利用には注意が必要です。適切なセキュリティ対策を講じ、カード情報の保護に努めましょう。

まとめ

キャッシュカードはATMなどで現金をやり取りするためのカード、クレジットカードとデビットカードは買い物などに使用できるカードで、違いとしてはお金を支払うタイミングが異なります。個々の利用目的やライフスタイルに合わせて適切なカードを選ぶことが大切です。